今日は裏方。
催し物は「ヴァイオリンとピアノと津軽三味線」
モニター越しにリハーサルを聴いていると
音と音がぶつかり合って
聴いているだけで疲れて
楽器の取り合わせが悪いのか
選曲が悪いのかと
ちょっと苦手だと思った。
ところが
開演し
トリオの演奏に差し掛かると
リハーサルの時とは違うハーモニーに。
津軽三味線を引き立てつつ
ピアノとヴァイオリンのシックな音色が心地よい。
お客さんの拍手も鳴り止まなかった。
「さすがプロフェショナルは違うわね」
と、クラシックに詳しい人が言った。
その人曰く
「プロはお客さんが入った状態で演奏した方が、良い演奏をする」
「リハーサルはただ音合わせで、ガチャガチャ鳴らしていただけだったのね」
そして、「音楽って、ただ演奏するよりも、聴衆がいると相乗効果で物凄い奇跡が起こるのよ」
と、教えてくれた。
鳥肌が立った。
目の当たりにしたから。
以前、楽屋ソラミレドライブの後、メンバーの関さんに
「お客さんは杏奈ちゃんの音程とか聴きに来てないから。ギターとピアノとヴォーカルの合わさった感じ、会場の雰囲気を感じに来てるから」
ライブは、一度きりしかない演奏とお客様との空間。
プロは、その時々に見合う最良の演奏をするんだなぁ。
なるほど、これかぁ…と感動した一日だった。
そして、まだまだだなぁ…と奮起した一日だった。
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