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ゲートキーパー研修
いま日本では高齢者や中高年だけでなく、残念ながら自死に至る若者が増え続けているそうです。
言いたくても言えない、伝えたくても伝わりにくい…そんな世の中になってきつつあるそうです。
以前から関心があった「ゲートキーパー」の研修を受けてきました。
この度の機会を与えて下さった全てに感謝します。
まず、西原由記子氏によるロールプレイ。 3人一組になり「相談者」「相談を受ける人」「それを客観的に観察する人」に分かれ、それぞれの役を演じます。
その時に芽生えた「気持ち」をメモし、後で発表しあいます。
西原氏曰く、一番大切なのは「気持ち」だと。 正しいアドバイスが必ずしも正解ではなく、いかに「相談者と同じ目線にたてるか」が鍵を握っているそうです。
私達が試したのは、あくまで演技でしたが、本当に「悲しみに覆われ」「解って貰えた事に喜びと安堵感」が実感できました。 そして、相談された時の「緊張感」「焦り」「戸惑い」これも大きな衝動でした。
人間、マイナスな感情を聞くとつい前向きな意見をアドバイスしがちですが、それを「理解して貰えない」と拒否反応を示し殻に閉じこまり「自らを破壊」してしまうしかないケースは沢山あるようです。 「否定しない」「憐れまない」 「では、一緒にかんがえましょう」これは大切な事なんだそうです。 まだまだ学ぶべき事柄が沢山ですが、非常に貴重なる経験でした。
2部では和泉貴士弁護士による法的視点からの「遺族」へのケア。 ゲートキーパーが出来る「法的機関」「医療機関」「その他の機関」への橋渡し。 様々なケースがありますから、様々なケアが必要となるそうで、しかし、現段階ではまだ的確に「遺族」や「様々な機関」の間を取り持つ役割がないため、遺族に負担をかけたり、機関で抱えきれなかったりと課題が多いそうです。
ゲートキーパーはその「橋渡し」を担える可能性があるとお話されていました。
日本ではまだまだボランティアというと「偽善」みたいに思う方が多いようですが、欧米では子供の頃からやるのが普通です。
私も何かお役に立てるのであれば、これからも継続して勉強して行きたいと思える意義のある研修でした。
日時 2012年06月19日 23:29 |
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